ホーム > 過敏性, 読み障害, 学習障害 > 手作りのフィルム・スリットで読み困難を楽にする

手作りのフィルム・スリットで読み困難を楽にする

ずいぶん前の記事になりますが,「読み障害を支援するカラーフィルムをパソコン上で実現」という記事を書きました。この記事では,パソコンに表示されている文字が読みにくい・まぶしいと感じている人のために,画面に仮想的に色つきのフィルムをかけるような効果を設定できるフリーソフトを紹介しました。

最近になって,「カラーフィルム」というキーワード検索からこのブログを見に来てくださる方が増えてきています。そこで,パソコンとは別の,手作りの読みの補助具として,コントラストを下げて読みづらさを軽くするフィルムと,スリットを空けたシートで作る読字ガイドの作り方を紹介します。

読みの困難のある方の相談を受けていると,たまにいらっしゃるのが「灯りのちらつきが気になって文字が読みにくい」という方です。よくよく聞いてみると,蛍光灯の明かりなど,通常であれば気にならなかったり,そもそも見えていないはずの光の明滅が見えてしまい,それが白地に黒文字の印刷物に反射していることが読みにくさにつながっているようです。

蛍光灯は,1秒間におよそ100〜120回程度の,認識できないくらいの速度で明滅を繰り返しています。それが感じられてしまうのは,彼らの独特の感覚的な違いによるのでしょうね。自分だけがそのように見えている,感じているとは気づかずに,「みなそう感じているものだと思っていた」という人もいます。「みんなは我慢できているんだから,自分だけがつらいというのはおかしいことだ」と思って,ずっと我慢している人が世の中にはたくさんいらっしゃるのだろうなと思います。

そんなときは,市販されているカラーの書類フォルダを使うことをおすすめしています。以下の写真のように,いろいろな色や透明度,表面の素材感が異なるフォルダが文房具店に売られています。それらを買ってきて,適当なサイズに切り取ったものを印刷物の上に置いて,文字と印刷面のコントラストを「下げて」みてください。読みやすい,と感じたら,しめたものです。人によって読みやすいと感じる色は違うので,自分に合うと感じる色のフォルダを探してみてください。文房具屋さんで,あれでもない,これでもないと探してみるのは結構楽しいですよ。

カラー・フォルダ

また,この半透明フィルムにスリットをあければ,読字ガイドとしても使うことが出来ます。厚紙で,読む必要のある行だけが見えるようにする読字ガイドをたまに作っていらっしゃる人を見かけますが,前後が全く見えないので,どこを読んでいたのかがわからなくなる,という意見を聞くことがあります。半透明のフィルムを使うことで,その部分で困っている人にとっては便利なガイドが作れますので,試してみてください。

厚紙で作るとこのようなものになります。
厚紙で作った読字ガイド

カラー・フォルダで作るとこのようなものになります。
カラー・フィルムで作った半透明の読字ガイド

広告
カテゴリー:過敏性, 読み障害, 学習障害
  1. まだコメントはありません。
  1. No trackbacks yet.

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。