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Archive for the ‘読み上げ’ Category

米国の小中高での電子教科書の利用(2)

2010年 12月 1日 コメントをどうぞ

スノホミッシュ学区での読み書き支援

米国での障害のある児童生徒のための電子教科書利用の例として,スノホミッシュ学区の例を取り上げます。 続きを読む…

米国のK12(小中高)での電子教科書の利用(1)

2010年 10月 20日 コメントをどうぞ

本日,昨日と,シアトルや,その周辺のSchool districtを再び回って,支援技術担当者に会ったり,小学校を見学してきました(日本の某研究所からの先生二人から見学依頼があったので,先生方もお連れして訪問しました)。Snohomishの方は以前も伺っていて,学校にも訪問して担当者のこともよく知っていますし,とても進んだ取り組みを初めておられるので印象深く忘れそうにないのですが,Seattle Public Schoolsの方が初めて伺って,今回は担当者に会うのみで学校に訪問するセッティングも間に合わなかったので,忘れないうちにメモしておきます(随時追加予定)。

結論から言えば,今回見学したSeattleとSnohomishでは,「BookshareのテキストDAISYをダウンロードして,音声読み上げ機能のあるATソフトウェアで読む」というやり方が基本でした。

基本情報

最初に訪問したのはSeattle Public Schoolsです。 続きを読む…

無料の日本語音声エンジンを入手する方法

2009年 9月 4日 20件のコメント

以前,「読み上げソフトについての質問あれこれ」で紹介していた,無料のMicrosoftのSAPI4の音声エンジン(L&H TruVoice TTS Engines)が,ダウンロードできなくなっています。

一番簡単かつ確実なのは,音声の品質もMicrosoftのLHシリーズより優れているDTalkerシリーズの音声エンジンを入手することです。このDTalkerシリーズの音声エンジンの入手方法を以下に紹介しておきます。

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カテゴリー:読み障害, 読み上げ

メールなど画面内容をすべて読み上げてくれる携帯電話

2009年 3月 26日 1件のコメント

視覚障害者の世界では誰もが知っていることになってきていますが,読み書き障害の世界ではあまり知られていないかもしれないと思い,テキスト読み上げ機能のある携帯電話のご紹介です。

ドコモから発売されている「らくらくホン」シリーズには,すべての機種に読み上げ機能が標準搭載されています。文字が読めなくても,携帯電話がメールや画面の操作項目などを,すべて音声で読み上げてくれます。

視覚障害者向け,として開発された携帯電話ですが,ディスレクシアなど読みに困難のある人々にとって役立つものです。

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読み上げ支援:SAPI5に対応したTextToWav

2009年 2月 25日 6件のコメント

以前,読み上げソフトについての質問あれこれで紹介した「Text To Wav」がバージョンアップして,SAPI5対応になっていました。フリーウェアな上に高機能で,背景の文字を簡単に拡大縮小できたり,背景色を変えたり,読み上げ速度を変更したりといった操作ができます。

読み上げソフト開発と音声学習
http://noah0.blog119.fc2.com/
※上記のブログの左側に,「Download」と書かれたリンクがあり,そちらからTextToWavをダウンロードできます。

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読み上げソフトについての質問あれこれ

2008年 7月 8日 7件のコメント

今回は、読み上げソフトをいくつか紹介する中で、Windows環境で読み上げソフトを使う上でわかりにくい点をまとめてみます。(以前「実践障害児教育」に掲載した「読み書きの困難を支援する」の記事について、さらに進んだ説明でもあります。)

Q. 読み上げソフトにはどんなものがあるの?

海外のものも含めて、沢山のソフトが公開されていますが、私が実際に使ってみたり、紹介してもらったりして、読みに困難のある子どもたちに便利だと思った3つのソフトを紹介します。

読み上げソフトとは、実際には「音声エンジン」と、その音声エンジンをコントロールしたり、文字の表示をいろいろと工夫してくれたりする「読み上げソフト」の組み合わせから成っています。音声品質としておすすめは1番目の組み合わせですが、音声品質は劣るとはいえ、読み上げを無料ですぐに試すには3番目の組み合わせを試してみてください。

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読み書きに障害のある子どもを支援する

2008年 6月 2日 コメントをどうぞ

月刊 実践障害児教育」という雑誌で,発達障害のある子どもをテクノロジーで支援する方法についての連載をしています.

「テクノロジーで支援する発達障害のある子の困り感」という連載タイトルで,4月号から7回ものの連載です.初回の4月号は中邑賢龍先生(東京大学先端科学技術研究センター)に総括的なレビューをいただき,5月号からバトンタッチして私が各論的なお話しをしています.

コンセプトは「すぐに試せる」ということなので,あまり難しいテクノロジーの話に傾きすぎずに,無料で,すぐに実践してみることができるものを紹介しています.

5月号は,「読み書きに障害のある子どもを支援する」というタイトルで,読みを楽にする読み上げソフトや音声図書,文字入力を楽にする推測入力や,ICレコーダの活用などの紹介をしました.

記事中の体験コーナーでは,「Natural Reader」という,無料で試せる読み上げソフトと,HOYA社製の高性能な音声合成エンジンの体験方法を説明しました.
(この音声エンジンには何種類もラインナップがあり,おすすめはMisakiという音声エンジンです.でもこの夏,あたらしいHarukaという音声エンジンが登場するそうで,とても楽しみにしています.)

書店や図書館で読んでいただけたら嬉しいです.